環境を変えたい、自分を変えたい。
そうは思っていても、ひとりでもやもやと悩んでしまい、
なかなかアクションを起こせないことも多いもの。
働くことにまつわる悩み・迷いを、
キャリアを切り開いてきたカリスマ講師が解きほぐします。
※この記事は2022年7月に開催された「カリスマキャリア相談室」イベント内でのお悩み・回答を一部抜粋しています。
今回の相談に答えてくれたのは…
笑い飯 哲夫さん
芸人・学習塾「寺子屋こやや」オーナー
1974年奈良県生まれ。関西学院大学文学部哲学科卒業後、2000年に 西田幸治とお笑いコンビ「笑い飯」を結成。2010年にM-1グランプリで優勝を果たす。幼い頃から般若心経に関心を寄せ、仏教について独学。 2015年から奈良国立博物館の文化大使を務める。著書に『えてこでも わかる 笑い飯 哲夫訳 般若心経』『ブッダも笑う仏教のはなし』など。
お悩み
このまま今の仕事にしがみつくのが良いのか、思い切って別のことをやるのが良いのか…。転職も含めて、仕事と年齢は関係あるのでしょうか?
哲夫さんの回答
そんな「効率」を大切にして、よく迷うこともある僕ですが、今は仕事で何足ものわらじを履いています。そうすると、そのぶんだけ時間もかかるので、効率が悪くなったり、1つ1つの仕事が手薄になるかと思いきや、案外そうでもない!
時間の使い方が上手くなったり、仕事が連携したり。人に任せる事も上手になりました!僕は「寺子屋こやや」という学習塾のオーナーを名乗ってますが、現場は後輩が一生懸命仕切っています。年齢を重ねると、そのぶん経験もついてくるので、あまり囚われず、色々チャレンジしてみてはどうでしょう?
ただ、何でも全てをできる訳ではないですよね。例えば僕も忙しいので、趣味のサーフィンに今取り組むことは、ちょっと諦めてるんです。でも「諦める」というのはすごくいいことなんですよ。
生きていれば「やらなあかん」と思う事が沢山ありますけど、そのいくつかを諦めることで、ほんまの真理が見えてくることもある。実は、僕もそうなんです。仏教マニアであることを隠していたのですが、隠すのを諦めたら、今は新しい仕事に沢山携わらせていただけるようになりました。
だから、「諦める」ことが新しい道に繋がることもあるかもしれませんね。
ポイント
「四十にして惑う」ことはもちろんある!あまり年齢に囚われず、チャレンジしてみてはいかがでしょう?
「諦める」と、真理が見えてくる。全部を完璧にと考えすぎず、今の自分を受け入れれば、おのずと道が開けてくるかもしれません。
この記事は「カリスマキャリア相談室」イベント内でのお悩み・回答を一部抜粋しています。