環境を変えたい、自分を変えたい。
そうは思っていても、ひとりでもやもやと悩んでしまい、
なかなかアクションを起こせないことも多いもの。
働くことにまつわる悩み・迷いを、
キャリアを切り開いてきたカリスマ講師が解きほぐします。
※この記事は2022年7月に開催された「カリスマキャリア相談室」イベント内でのお悩み・回答を一部抜粋しています。
今回の相談に答えてくれたのは…
あっきゃんさん
ストーリーテラー・UXライター
AZ創業者。東京デザインプレックス研究所 UXライティング・テキストコミュニケーション講師。Twitter開設後100日でフォロワー数2万人を達成。独特な文章術は「あっきゃん構文」と呼ばれ注目を浴びる。ストーリーテリングブランドAZを立上げ独立。2022年1月には書籍「ストーリーで語る」を出版。ストーリーテラー/UXライターとして企業のPR・ブランディングに携わる。1996年生まれ、香川県出身。
お悩み
自己PRに書けることは「高校時代にキャプテンをやったこと」「すぐに辞めがちだったアルバイトを、大学時代4年間同じ職場で継続して働くことができたこと」です。それらのエピソードを、どうやって自分らしい・伝わる文章にすれば良いでしょうか?
あっきゃんさんの回答
だから、もし今の私が過去の自分にアドバイスをするなら「お手本は、一旦見るな」と言います。
熱量が伝わらない・あなたらしさが伝わらないのは、典型的な文章になっているからこそ。添削担当の方も「よく見る文章だな」と感じているから、こういうコメントを言われているのだと思います。なので、文章を書く前に「自分だけのストーリー」をもっと探してみてください。
自分だけのストーリーって、絶対にどんな人にでもあるんです。
例えば質問者さんの「キャプテンをやった」という経験。これだけなら、誰でも言える「事実」です。しかし、「なんでキャプテンをやったか」という理由は、相談者さんだけのもの。例えば「顧問からこんな言葉を頂いて、やってみようと思えた」など、その人にしかない背景が隠れているはずなので、ちゃんと「理由」を深堀りしてみることが大切です。
「アルバイトを4年間続けてきた」というのも同じで、「なんで」4年間続けてこられたのかをしっかり考えてみる。例えば「辛い環境で投げ出しそうになったけど、自分から店長に掛け合い、バイト先を働きやすい環境に変えたから4年間続けることができた」など、あなただけの理由が必ず隠れているはず。それを見つけるまで、しっかり思い出し、深く考えてから言葉にすると、自分らしい文章になると思いますよ。
ポイント
お手本は、一旦見ない。その代わり、文章を書く前に「自分だけのストーリー」を探す時間をつくりましょう。
「なんで」を深掘りしてみましょう。「事実」を裏付ける「理由」に、あなただけのストーリーが隠れているはず。
この記事は「カリスマキャリア相談室」イベント内でのお悩み・回答を一部抜粋しています。
ほかにも「仕事に関するインプットの方法」などのお悩みにも答えています。気になる方は、ぜひ本編(アーカイブ動画)をご覧ください。