就活に正解はありません。
人それぞれに「自分なりのカタチ」があります。
だからこそ、他の人がどんな就活をしているのか気になりませんか?
今回は、「就活☓保活」をテーマに、2つの活動を両立させた3児のママの経験談をお伝えします!
経験からの学びや、就活の際に利用したサポートもご紹介。
記事を読みながら、皆さんも自分なりの「就活☓保活のカタチ」を探してみましょう!
※この記事は2022年11月に収録された「経験者に聞く!先輩ママ・パパ保活座談会」の中で話されたエピソードを、一部抜粋しています。
いっこさん(40代女性・三児のママ)
〜いっこさんの子育て経歴〜
【第一子】
専業主婦から、産後1年経った頃に就活と保活を開始。保育園入園が激戦であることを知る。
【第二子】
妊娠中に退職し、産後0〜4ヶ月の時期に就活と保活を再度経験。
【第三子】
初の産休・育休を取得し、1歳から認可保育園へ入園。
いっこさんの “就活☓保活” 体験談
専業主婦からの就職活動
第一子の妊娠を機に仕事を辞め、出産後の1年間を専業主婦として過ごしました。最初は「子育てを頑張るぞ!」と思っていたものの、私にとってはその期間が物凄くしんどい時期で…。
もちろん「お母さん」として一生懸命頑張っていたのですが、これまで仕事一筋だった性格もあり、「社会の中での役割」が突然無くなったような寂しさに襲われました。また、産後のメンタル不調と重なり、「このままでいいのかな?」という不安が段々と湧いてくるように。
そういったしんどい時期を経験したことで、改めて「働いている自分が好きなんだ」と気付くことができたのですが、ブランクがあるため「就職活動ってどうやるんだっけ?」と忘れていること・分からないことばかり。ひとまず、子どもを連れて行っても気兼ねなく利用できそうな就職支援施設「マザーズハローワーク」に子どもと一緒に行ってみることにしました。
いざ!就活と保活の両立
当時の私は「自分が働く」=「子どもを預ける場所が必要」という当たり前の事が頭から抜けており、マザーズハローワークの窓口に行って初めて「働きたいなら、保育園を探さなければいけない」という事実に気がつきました。
慌てて区役所に行くと、翌年4月の保育所一斉入所の申し込み期間だったため、「今しかない!」と就活と保活の両立を決意。ところが、育児をしながらの就活はなかなかにハードで…。
どうにか就活に集中するため「認可外保育園の一時預かり事業」で子どもを預かってもらいました。そこに預けている間に、マザーズハローワークに行ったり、企業の面接を受けたりと、就活と保活を同時進行で進め、なんとか就職が決定。認可保育園にも入園できることになり、無事再就職をすることができました。
子ども2人の育児をしながら、再び就活
それから3年後。第二子を授かり、妊娠中に退職したため、子ども2人の育児をしながら、再び就活と保活を両立することに。「11月の保育園一斉入所の申し込みは逃せない!」ということが第一子出産の経験と知識からわかっていたので、2人目を出産した8月〜11月までの3ヶ月間で仕事を決め、保育園の申込書類を提出するというスケジュールが見えてきました。新生児を抱え、授乳しながら求人サイトを見るなど、わずかな時間もなんとか活用して就活に取り組んでいました(笑)
「大手の企業だったら環境が整っているのかな」「大学職員や公務員だったら、採用年度が4月からの募集もあるのかな」など自分の状況を考えながら、ネットで求人情報検索で探していたところ、条件が合いそうな地方公務員の求人を発見。
OSAKAしごとフィールドにある「働くママ応援コーナー」を活用し、キッズルームで子どもの面倒を見てもらいながら履歴書の添削をしてもらったり、面接準備のセミナーに参加したりしました。近所のハローワークにも「マザーズコーナー」という、ハローワーク利用中に子どもを預ける事ができるスペースがあったので、利用させていただきました。
様々な施設のサポートに頼りながら、なんとか試験に受かり、提出書類も11月に間に合ったため、4月からフルタイムで復帰をすることができました。
初めての産休・育休取得
再び3年後…。第三子を授かりましたが、地方公務員の仕事を継続していたので、初めて産休・育休を取得。「就活も保活も、あんなに頑張らなくて良いんだ!」と思い、安心して出産にのぞむことができました。産後は地域活動にも関わることができ、第一子・第二子の時よりも余裕をもって子育てに向き合うことができました。
経験から感じる、周囲へ頼ること・飛び込んでみることの大切さ
子育てって「家族でなんとか頑張ろう」と思いがちですが、私は三児の子育てをする中で、家族の枠組みを超えて「みんな助けてくれー!」と、声を大にして言えるようになったことが自分自身の大きな成長だと思っています。家族や友人だけでなく、公共のサービスも含め頼り先を増やしたことで、一人で全部を抱えてパンクする…といった事態にならず、1つ1つ乗り越えてこれたと思っています。
また、就活・保活を始めた当初、私は専業主婦だったので復職しても「フルタイムで働ける」とは思っていませんでした。ですが、ハローワークの方から「週5日・これまで未経験の業界のお仕事」など、自分が思ってもいなかった求人をご紹介いただき、「やってみよう!」と挑戦するマインドに切り替えることができました。
「就活と保活、両方一遍に取り組むなんて!」と焦っていましたが、「やってみよう!」という気持ちで臨んで良かったです。「こんな求人を紹介されても、今の自分には無理です。」とか、「来月までの入所の申し込みの締め切りに間に合わないので、来年にします。」と言っていたら、今の私はなかったと思ってます。思いがけない偶然の出来事が起きた時には、「チャンスだ!」と思って、ポジティブに受け止めながら進められると良いですね。
いっこさんが活用した「就活・保活サポート」サービス
OSAKAしごとフィールド「働くママ応援コーナー」
OSAKAしごとフィールドには、仕事と家庭の両立に不安を抱えている女性・ママ向けに「働くママ応援コーナー」を設置しています。保育士資格を持つキャリアカウンセラーが、就職活動と保育所探しをサポート。キッズスペースや授乳室、おむつ替えスペースを用意しておりますので、お子様と一緒にご利用いただけます。Webカウンセリングも実施しておりますのでご来館が難しい方はぜひご利用ください。
採用面接を受ける際や、失業認定を受けるためにハローワークを利用する際、お子様の一時預かりも行っております。(ご希望日の前日正午までのご予約が必要です。お電話にてご予約をお願いします。)
マザーズハローワーク
「子育てしながら就職したい」という方に向けて、就職支援を行う施設です。産後・育児中の再就職のサポートなどを受けることができます。全国に21カ所と拠点数が限られておりますが、ハローワーク内に「マザーズコーナー」が設けられている場合があり、令和4年12月時点で全国207カ所設置されているため、お近くにマザーズハローワークがない場合は、マザーズコーナーをご利用ください。
保活中の方にオススメ
保活経験者のママ・パパ4名が登場し、 保育園の探し方・選び方などについてお話します。育休中・就活中・転居を考え中…など、状況別のリアルな保活経験談を聞くことができるので、 これから入園を検討される方や、とりあえず情報だけ集めたい!という方にもオススメの動画です。
(動画の視聴には、OSAKAしごとフィールドのメンバー登録(無料)が必要です。)